膠原病の検査(抗核抗体検査)

膠原病の検査の中でも抗核抗体の検査はもっとも重要な検査です。抗核抗体の研究が膠原病の早期診断に果たした役割はきわめて大きいです。抗核抗体とは、細胞の中にある核に対する抗体で、自己抗体の一つです。つまり、自分の体の核に対して抗体を持ってしまいます。

膠原病で起こっている主な症状の原因が体を攻撃してしまうということなのです。核成分にはDNAが入っていますが、ほかにもいくつかの成分で構成されています。そのような核に対する抗体を持っているかどうかを見極めます。蛍光抗体間接法という方法で調べます。実は、健康な人でも5%ほど陽性で出ます。核の中でもDNAに対して抗体を持っている膠原病があり、それが全身性エリテマトーデスなのです。治療をしていくうちに抗体が弱まっていき、膠原病の症状も沈静化していきますので、病後の経過を見るのにも非常に有効な検査です。難しい話は割愛しますが、ほかにもDNA抗体以外にも抗体が存在します。そして、それらによってシェーグレン症候群という膠原病が見られることもあります。しかし、注意しなければならないことは妊娠中であれば、膠原病でなくても陽性を示すことがあります。

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